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遠隔服薬指導を含めたオンライン医療推進、規制改革委が答申

レポート 2018年6月5日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

政府の規制改革推進会議(議長:政策研究大学院大学教授・大田弘子氏)は6月4日、「規制改革推進に関する第3次答申―来るべき新時代へー」を取りまとめて公表した。医療分野では遠隔服薬指導を含めたオンライン医療の普及促進、社会保険診療報酬支払基金の効率化などが盛り込まれた(資料は、内閣府のホームページ)。 規制改革推進会議は、分野ごとに有識者らが毎年取りまとめを行い、答申を作成。答申を基に規制改革実施計画が閣議決定される。今回の答申は主に昨年秋からの医療・介護ワーキング・グループ(座長:林いづみ・桜坂法律事務所弁護士)での議論をもとに作成された。医療・介護分野での規制改革項目は以下の通り。 オンライン医療の普及促進 医療系ベンチャー支援の取り組み 医薬品医療機器総合機構による審査の効率化 食薬区分(昭和46年通知)の運用改善 機能性表示食品制度の運用改善 社会保険診療報酬支払基金に関する見直し 患者申出療養制度の普及に向けた対応 同ワーキング・グループでは、重点審議項目としてAI(人工知能)などITを全面的に活用した医療資源の効率的な活用を検討。その結果、具体的な規制改革項目として、「オンライ...