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医療費は2040年度GDPの8.4~8.9%?【医療の現状】

レポート 2018年6月6日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

Q:増え続ける社会保障給付、国民の負担率はどのように変化している? A:GDP(国民所得)のうち、医療・介護サービスの費用や年金を受け取るために必要な経費などの合算である「社会保障給付費」を負担する割合(社会保障負担率)も年々徐々に上がってきました(図1参照)。1975年度は7.5%だったのが、2018年度には17.6%になる見通しです(図2参照)。約40年前に比べおよそ2.3倍以上になっています。 実績に基づく数値では2016年度が最も高く、前年度比0.5ポイント増の17.7%。2017年度は前年度比増減率ゼロの17.7%を見込んでいます(詳しくは財務省ホームページ)。 図1、財務省公表資料 Q:2040年度まで増え続ける見通しの社会保障費、国民の負担は? A:2018年度の政府予算、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」などに基づく予測では、社会保障給付費を支える「保険料負担」と「公費負担」の合計が2025年度は2018年度比22.6兆円増の139.4兆円に、2040年度は69.0兆~70.6兆円増の185.8兆~187.4兆円になっています(詳しくは 内閣府HPや、...