日病協、「医療費推計そのものの見直しを」

日本病院団体協議会議長の山本修一氏（国立大学附属病院長会議常置委員長）は6月13日の記者会見で、同日の代表者会議で国民医療費推計について修正を求める 意見が出たことを明らかにした。医療費の実績値が過去の推計を下回っていることから、「推計と実績値にかい離がある。推計そのものを見直すべきではないか」という議論になったという。 山本氏（右）と日本精神科病院協会副会長の長瀬輝諠氏 医療被ばくに関し、厚生労働省の「医療放射線の適正管理に関する検討会」で日本はX線CTの検査数が多いという議論が出ていることについては、被ばく線量の管理や危険ラインはどこなのか、などの分析が行われていない状態で、数だけが取り上げられているとの意見が出された。日病協としての見解を出すことは決まっていないが、山本氏は「議論の土台となるデータがあるなら出してほしいということだ」と説明した。...