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専攻医の “シーリング”、対象領域含め見直しを検討

レポート 2018年6月15日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構は6月15日の理事会で、日本臨床腫瘍学会が認定するがん薬物療法専門医を同機構認定のサブスペシャルティとして了承した。基本領域は、内科、外科、小児科をはじめ、計14領域。サブスペシャルティは、内科系13領域、外科系6領域、放射線科2領域のほか、5月の理事会で消化器内視鏡専門医が新規に了承されていた(『消化器内視鏡専門医、日本専門医機構認定のサブスペに』を参照)。 日本専門医機構理事長の吉村博邦氏が記者会見に登場するのは、2017年9月以来。 注目される2018年度募集の専攻医のシーリングの在り方は、同機構の基本問題検討委員会で検討しているが、15日の会議でも決まらなかった。日本専門医機構副理事長の松原謙二氏は、「9月初旬の専攻医の募集開始は決まっているが、それ以外のスケジュールは未定。どのようにシーリングすれば目的を達することができるか、今議論している」と説明した。 専攻医のシーリングとは、外科などを除く14の基本領域(2017年度の場合)について、5都府県では「過去5年間の専攻医の採用実績を超えない」ように調整する仕組み。日本専門医機構は、基幹施設が都内であっても、都外の...