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2018年末に新たな改革工程表、経済財政諮問会議

レポート 2018年6月16日 (土)  高橋直純(m3.com編集部)

政府は6月15日、「経済財政運営と改革の基本方針2018(骨太の方針2018)」、「未来投資戦略2018」を閣議決定した。安倍晋三首相は「経済・財政一体改革については、新たな改革工程表を年末までに示す」と説明した。「骨太の方針2018」における社会保障の記載は原案段階とほぼ内容は変わらないが、歳出削減を求める書きぶりが若干緩和された。「未来投資戦略2018」では、個人の健康情報などを取り出せる「保健医療情報ネットワーク」を2020年度から本格稼働させることが盛り込まれた(資料は、内閣府のホームページ)。 「骨太の方針2018」の副題は『少子高齢化の克服による持続的な成長経路の実現』、「未来投資戦略2018」は『「Society 5.0」「データ駆動型社会」への変革』。 2018年度までは、2015年に閣議決定した「経済・財政再生計画 改革工程表(社会保障分野は44項目)」の実行が進んでいるが、安倍首相は年末に向けて新たな改革工程表を示すと話した。茂木敏充内閣府特命担当大臣は会議後の会見で「歳出削減はしっかりと目安を設ける。数字についても、年末には固めたい。当然、高齢化による増がどうなっ...