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CT画像見落とし、「対策なし」3割超

レポート 2018年6月24日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

千葉大学医学部附属病院で、X線CTの画像診断報告書の確認ミスが9件あり、うち患者4人の治療結果に影響が出て2人が死亡したことが明らかになった。同病院は記者会見で、担当医が、放射線診断専門医の報告書を十分に確認していなかったり、自分の専門領域以外の所見に注目しなかったりしたこと、また電子カルテシステムに、報告書の未読を知らせるアラート機能がないことなどが原因と説明した。 「担当医が読むか否か」に頼らず、組織として見落としを防ぐ対策についてm3.com会員に聞いたところ、「電子カルテに未読のアラート」が最も多く、開業医19.3%、勤務医28.0%が実施と回答した。一方で、「対策なし」も開業医35.9%、勤務医33.4%に上った。 Q1:X線CTの画像診断報告書について、どのような見落とし対策を講じていますか。 Q2: Q1で「その他」を選んだ場合はその内容を、それ以外にも対策やお考えがあればご自由にお書きください。 【選択肢以外の対策】 読影ができ次第、放射線科から担当Dr.に直接メールが来ます。【勤務医】 読影レポート(外注)をチェックする担当医を決めている。【勤務医】 読影委員会で画像...