プライスレス、ACPの神髄 ‐西川満則・長寿医療研究センター緩和ケア診療部医師に聞く◆Vol.3
インタビュー
2018年7月4日 (水)
聞き手・まとめ:大西裕康(m3.com編集部)
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)について国立長寿医療センターの西川満則氏に聞く第3回は、厚生労働省が公表した終末期医療ガイドラインである「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」に沿ってACPに取り組む際の注意点などを聞いた(2018年4月25日にインタビュー。全3回の連載) ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ――厚労省がACPの概念を盛り込んだGLを公表した影響について、どのように考えていますか。 効果は絶大で、私に対してもACPについての講演依頼が増えました。GLを適切に使うことで、ACPの認知度が上がり、取り組む医療・介護従事者が増えると期待しています。一方、GLを活用する際に誤解が生じなければいいなと思う部分もあります。 ――GLを活用する際、どのような点に注意すべきでしょうか。 GL本文[URLリンク]を構成する項目のうち「2 人生の最終段階における医療・ケアの決定手続」では、▽本人の意思の確認ができる場合▽本人の意思の確認ができない場合▽複数の専門家からなる話し合いの場の設置――についてそ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。