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横倉日医会長、4選果たすも、体制に陰り

レポート 2018年6月23日 (土)  橋本佳子(m3.com編集長)、高橋直純(m3.com編集部)

日本医師会の第142回定例代議員会で任期満了に伴う役員選挙が6月23日に行われ、横倉義武氏が4選を果たしたが、副会長には今村聡氏と中川俊男氏のほか、横倉氏の役員推薦候補者(キャビネット)外だった松原謙二氏が当選。横倉氏の当選は順当だったが、松原氏の当選により、4期目に入った横倉体制に陰りが出てきたことが窺える。 会長選挙で、横倉氏は投票総数367票のうち、328票を獲得。もう一人の候補者である前奈良県医師会長の塩見俊次氏は19票に終わった。白票19票、無効票1票。横倉氏は73歳、2012年から日医会長を務め、2017年10月には世界医師会長に就任。 日医役員選挙は、全国の代議員による選挙。 第142回定例代議員会には、全368人の代議員のうち、367人が出席。 注目された副会長選では、今村氏(270票)、中川氏(261票)は順当に当選、3位当選は横倉氏のキャビネットから外れた松原氏(214票)で、いずれも現職。一方、キャビネットに入っていた松本純一氏は、174票に終わり、落選した。6月13日の立候補締め切りの際には、日医常任理事だった今村定臣氏が立候補していたが、6月22日に辞退した(...