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「柔整師の超音波検査に懸念」松原日医副会長

レポート 2018年6月25日 (月)  水谷悠(m3.com編集部)

日本医師会副会長の松原謙二氏は6月24日の第143回日医臨時代議員会で、柔道整復師が超音波検査を行うことについて、「超音波検査の結果について患者に医学的な説明を行うことは医行為であり、柔道整復師が説明を行うことは医師法違反。誤った判断で健康被害につながった事例も見られる」と述べて懸念を示した。愛媛県代議員の相原忠彦氏の代表質問に答えた。 相原氏は、「検査自体に人体に対する危険性がなく、かつ柔道整復師が施術に関わる判断の参考とする超音波検査については、柔道整復の業務の中で行われていることもある。ただし、診療の補助として超音波検査を行うことについては、柔道整復の業務の範囲を超えるものである」との2003年の厚労省医政局医事課長通知を紹介。柔道整復師が超音波検査を行う場合に医師の指示がなく、検査結果を患者に説明するのは明らかに医師法違反であるとして、日医の対策を尋ねた。 松原副会長 は、「例えば内視鏡検査をして、結果を説明しなければならない、というような話と同じだ。もともと違法行為なのでしてはならない」と強調。厚労省の医道審議会あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師及び柔道整復師分科会や道...