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大自然・北海道の産婦人科医、癒しの空間作りを目指して

オピニオン 2018年6月29日 (金)  JCHO北海道病院 産婦人科 小山 貴弘

JCHO尾身理事長が語る「テーマ2『地域包括ケア』」はコチラ 小山 貴弘 Takahiro Koyama JCHO北海道病院 産婦人科 【略歴】札幌市出身。2002年に北海道大学医学部を卒業し、初期研修は、北海道大学病院と函館中央病院で修了。その後、苫小牧市立病院、旭川厚生病院、北海道大学病院勤務を経て、2016年4月からJCHO北海道病院に所属し、現在に至る。 【所属学会・取得資格等】日本産科婦人科学会専門医・指導医、日本周産期・新生児医学会専門医。 私は分娩件数が年間500~600程度の、周産期を中心とした地方の総合病院の産婦人科に勤務しています。産婦人科病棟の病床数は25床で、ハイリスクの妊婦さんを集中的にケアするMFICUが別に3床あります。入院している患者さんは切迫早産や妊娠高血圧症候群、前置胎盤、双胎妊娠の方が多いです。患者さんの中には当院の外来から入院した方と近くの地域の病院やクリニックから搬送された方、また、車で2時間程度のさらに地方の病院から搬送される方もいます。自分の当直回数は週に1回程度ですが、これは大学病院から週2~3回程度、当直の応援に来ていただいているおかげ...