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“おじさん世代 ” の価値観のままで大丈夫?!研修医を支える指導医とは

オピニオン 2018年6月28日 (木)  志賀隆(国際医療福祉大学准教授/同大三田病院救急部長)

新しい研修医を迎えてから約3カ月が過ぎ、いよいよ先生方の職場にも研修医の先生が本格的にローテーションされている頃かと思います。一人一人個性があり、 ・元気があってハキハキしているようで、意外と仕事は抜けている ・少し自信がないように見えるが、コツコツと成長する ・手技には才能を感じるが、看護師やコメディカルとうまくいかない ・非常にそつなく能力が高いが、定時帰宅に強いこだわり、エクストラな仕事は断固反対 ・ものすごい自信があり自分の世界観はあるが ものすごく打たれ弱い など、いろいろな研修医の先生がいらっしゃるかと思います。正直、「こんな才能のある若者と働けてよかった!」と思う時もあれば、「やる気あるのか?今の研修医は!しょうがない、点滴もオーダーも診療録も、全部自分でやろう…今はこの先生には最小限じゃなければ」と肝を据えないといけない時もあろうかと思います。ついつい「私が研修医だった頃は…!」と武勇伝や頑張ったエピソードを語りたくなってしまう衝動に駆られる時もないでしょうか? 一方、昨今では「エアポート自撮りおじさん」という言葉がSNSでも拡散しているように、指導医世代への若者からの...