医師が作った「もしバナゲーム」、知っていますか?‐ iACP共同代表らに聞く◆Vol.1
インタビュー
2018年7月16日 (月)
聞き手・まとめ:大西裕康(m3.com編集部)
医師が作った「もしバナゲーム」をご存知だろうか。亀田総合病院(千葉県)で緩和ケアや地域・在宅医療に取り組む医師らが立ち上げた一般社団法人「iACP(アイ・エーシーピー)」が開発したカードゲームだ(「iACP」についてはホームページを参照)。ゲームの中では、重病の時や死の間際に「大事なこと」として人が口にするような言葉が記してあるカードを使い、余命半年の想定で大事にしたい言葉を選ぶ。自分自身の価値観を考え、一緒にプレイする人と語り合うように設計されているため、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の一端に触れるような体験にもなるそうだ。 米国Coda Allianceという団体の作成・販売するカードゲーム「GO WISH」を忠実に日本語へ翻訳した上で、日本語版独自のルールを加えた「もしバナゲーム」。「ゲームである」という“架空の状況”で、気軽にもしものこと考えたり話し合ってもらうのが狙い。実際にどのようなことを考え、どのように感じるのか、日本語版の開発に携わった3人の医師にご協力いただき、一緒にゲームで遊んでみた。 まずは開発者の3人を紹介。 ―――――――――――――――――――――...
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