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応召義務「拒否したい患者がいる」「免責あれば対応する」 - 意識調査「応召義務」◆ Vol.3-開業医の回答編

レポート 2018年7月17日 (火)  大西裕康(m3.com編集部)

医師法第19条で「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」と規定する応召義務。m3.comの医師会員に意見を聞いた(回答数=勤務医1284人、開業医418人)結果を紹介する最終回Vol.3では、応召義務に関する考えを自由記載で募り、集まった「開業医」の回答を紹介する。最も多かったのは、拒否できる範囲の拡大・明確化を求める意見。このほかは、人員不足や医師の偏在も影響しているとの意見、自身の専門外でも対応した場合など、訴訟にならない免責の担保があれば対応するなどの意見などがあった。応召義務がなければ医師ではなく、ただの労働者との意見もあった(応召義務かどうか迷った経験などの集計結果をまとめたVol.1『応召義務、医師の3割が「撤廃」求める』、勤務医の回答をまとめたVol.2『応召義務「拒否できる範囲の明確化」「チームなど体制が責務を」』も参照を)。 Q3:医師の応召義務に関するお考えを、ご自由にお書きください。よろしければ卒後何年かお示しください。 [拒否できる範囲の拡大・明確化を] 正当理由による拒否の範囲を明確かつ現実的にする...