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緩和ケア医が「非標準治療」に足を踏み入れた訳- 一般社団法人「プラスケア」代表理事/川崎市立井田病院・西智弘氏◆Vol.1

スペシャル企画 2018年7月8日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

メディアでも活躍する12年目の外科医、中山祐次郎氏(福島県郡山市の総合南東北病院外科)が医療界内外の「憧れの人」に会いに行く対談企画「一介の外科医、憧れの人に会いに行く」。第7弾は川崎市立井田病院で腫瘍内科/緩和ケア内科医として勤務する一方で、一般社団法人「プラスケア」代表理事として"地域"でもご活躍する西智弘氏にご登場いただきました。がんを専門とする中山氏とともに、標準治療が終わった後に医療に何ができるか、医師として地域で何をすべきかなどを議論しました(2018年4月28日に対談。全4回の連載) 中山祐次郎:今日は緩和ケア医として活躍されているほか、メディアを通じて発信されたり、地域でも活動されたりしている西智弘先生に来ていただきました。僕も大腸がんを専門にしていることもあり、がん治療を取り巻く問題や医師のできることについて議論をしたいと思います。 西智弘:川崎市立井田病院で腫瘍内科/緩和ケア内科医をやっています。僕は2005年に北海道大学を卒業して、もともとは家庭医を目指して室蘭日鋼記念病院北海道家庭医療学センターで初期研修をしました。スーパーローテーションが始まったばかりの頃でし...