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診察室の外で進める「医療の民主化」-一般社団法人「プラスケア」代表理事/川崎市立井田病院・西智弘氏◆Vol.3

スペシャル企画 2018年7月22日 (日)  まとめ:高橋直純(m3.com編集部)

一般社団法人「プラスケア」代表理事/川崎市立井田病院・西智弘氏 緩和ケア医が「非標準治療」に足を踏み入れた訳◆Vol.1 患者の悩み「医師とコミュニケーション取れない」◆Vol.2 中山祐次郎:西先生は、病院外でもいろいろ活動されていて、両立は大変ではないですか。 西智弘:それなりには大変ですね。 中山:私生活がなくなりませんか。 西:うーん。「オフってなんだろう」みたいなのが正直なところで。基本的には僕、仕事をしながら遊んでいるみたいなところがあり、やりたいことだけやっているんですよ。例えば、一生遊んで暮らせるだけの金額をもらったとしても、全部やめるかというと、多分やめない。緩和ケアも楽しい。緩和ケアが楽しいというのは、ちょっと語弊があるかもしれませんが。 ストレスフリーな状況です。もちろん、患者さんが死に瀕していたり、症状がなかなか取れなくて困っていたりすれば、悩みます。ただ、やりたくない仕事をしているストレスはないです。だから、1日中働いていても大して苦ではないです。 にし ともひろ(写真左) 川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター腫瘍内科/緩和ケア内科。2005年北海道大学卒...