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全日病「総合医」の養成スタート、医師60人が参加

レポート 2018年7月15日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

全日本病院協会の「総合医育成プログラム」が7月14日にスタート、全国から60人の医師が同協会本部(東京都千代田区)に集まり、スクーリングを受けた。同協会会長の猪口雄二氏は、「地域の中で、病院医療をやっていると、認知症が多い上に、多疾患の患者が増加しており、専門性を有した医師でも、その専門領域以外の場面で活動しなければならない機会が増加している」と述べ、総合医養成に全日病が取り組む目的を説明した。 猪口氏は、新専門医制度がこの4月から発足し、総合診療専門医の養成が始まったものの、「さまざまな地域で活躍するようになるには、時間がかかる」と指摘。さらに「医師の偏在解消には、総合医の育成が必要不可欠」であることも、総合医養成の目的であるとした。「総合医育成プログラム」の受講で、既に各分野で活用している医師たちが、自らの専門領域以外に「一歩踏み出す能力」を身に付けてもらいたいと期待を込めた(詳細は、全日病のホームページを参照)。 左から、全日病会長の猪口雄二氏、JCHO理事長の尾身茂氏、日本プライマリ・ケア連合学会理事長の丸山泉氏。 「総合医育成プログラム」は、地域医療機能推進機構(JCHO)、...