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医学部定員、減らす方向性に同意も“柔軟な”対応が必要

スペシャル企画 2018年7月18日 (水)  大西裕康(m3.com編集部)

m3.com編集部が4年連続で実施した「医学部長・医科大学長アンケート」(全国25大学が回答)。Vol.1~2で今年4月に始まった新しい専門医制度に関する回答を紹介したのに続き、Vol.3~4では、医学部定員枠のうち「地域枠」に関する結果を紹介する。主に都市部以外の医師不足を解消する狙いで2008年度から増えた地域枠。人口動態推計から2035年頃を境に急激な人口減少へ向かい、国内の医師需要も減っていく中で医学部の入学定員の在り方に対する考えを聞いた。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― Q10. 2008年度以降、地域枠を中心に医学部の入学定員が増えてきましたが、厚労省検討会では、2022年度以降は入学定員を減らすよう政策提言する方向で検討が進んでいます。医学部の入学定員について、どのようにお考えでしょうか。 「厚労省検討会の考えを支持する」が回答25大学中、14大学と最多だったが、「現状維持すべき」は8大学で、東京、大阪、愛知のような大都市圏が近隣にない地域の大学が回答した。 Q11. 2022年度以降、医学部定員を減らさなければな...