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「医療機関の復旧が焦点」日医・石川常任理事

レポート 2018年7月18日 (水)  水谷悠(m3.com編集部)

日本医師会常任理事の石川広己氏は7月18日の定例記者会見で、西日本豪雨に関する日医の活動状況を報告、「今後は医療機関の復旧が焦点だ」と述べた。JMAT(日本医師会災害医療チーム)は18日午前12時時点で17チームが岡山、広島両県で活動中。34チームが岡山、広島、愛媛各県での活動を既に終了し、13チームが新たに派遣に向けて準備中だ。今後、どのくらいの期間、派遣を継続するかは調整中だという。 当初は被災地の医師会でつくる「被災地JMAT」を岡山県で編成して活動していたが、7月13日の時点で被災地JMATが「自分たちだけでは無理」と判断し、日医に他県からのJMAT派遣を要請し、以降は各地のJMATが派遣された(『岡山・真備の医療が壊滅状態」、松山・岡山県医師会長』を参照)。このうち、兵庫県JMATは東日本大震災での経験を持つ医師が参加し、「統括JMAT」として活動した。 石川氏と岡山県出身の江澤和彦常任理事は7月15日に岡山県と広島県を訪問し、県の災害対策本部や倉敷地域災害保険腹腔連絡会(KuraDRO)が設置された倉敷市保健所、避難所などを視察。兵庫県JMATの医師からは、熱中症対策をテレ...