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合格なるか、足病学部入学までのいばらの道

オピニオン 2018年7月28日 (土)  ガジザデ・ラミン(MD/DPM)

前回は僕がDiaz先生率いる地元シカゴの内科のResidency(臨床研修施設)の面接が決まったところまでお話ししました(前回の記事はこちら)。日本と違って、医学部を卒業しても医師免許取得に必要な臨床研修を必ず受けられるわけではなく、外国人の場合は「大体書類選考で1/10に絞り、面接でさらに1/10」と言われています(参考「米国で臨床医として働く」」)。 僕は緊張の中、無事面接を終え、あとは返事を待つのみでした。自分で言うのもなんですが、手応えありでした。しかし、1カ月、2カ月と待っても返事は来ません。病院にコンタクトを取ろうとしても、担当の人が不在かつながらないかのどちらかでした。後にMemar先生(Medical Assistantとして働いていたクリニックの上司)を通して、Diaz先生に直接連絡を取っていただきました。この時点でなんとなく悪い予感はしていましたが、どうやら予算の関係で臨床研修施設を立ち上げる計画はチャラになったということでした。でも、僕のことは結構気に入ってくれたみたいで。まあ、そんなこと僕にとってはメリットないんですけどね(苦笑)。 計画はまたまた振り出しに戻っ...