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謙虚さを捨てろ!

オピニオン 2018年8月26日 (日)  北原大翔(シカゴ大学 心臓胸部外科心肺移植・機械式循環補助 クリニカルフェロー)

[連載第1回はこちら] 米国心臓外科の就職について、現在の僕がどうしているかを話します。前回話したように「アテンディングの職空いていますよ、どう?」なんて話がころころと転がって来るわけでもないので、とりあえずうずうずしていたところ、セントルイスのワシントン大学で心臓外科医をしている先生から「大学の関連病院のポジションが空いているらしいよ」という連絡をもらいました。「もちろんお願いします!!」と言うことで早速応募をしましたが、病院からは返事すらもらえませんでした。 こういったこと(無視)は日常茶飯事のことなので、気にせず再びうずうずしていました。2カ月くらいたったある日突然その病院から「予定していた候補者が辞退したので再度応募者の中から選ぶことになったよ。インタビュー(面接)にでも来ない?」となんとも都合のいい呼ばれ方をしました。都合のいい男です。でも、非常にラッキーなので「もちろんオッケーです」と笑顔で応えました。就職には運も必要なのですね。 僕が経験してきた就職活動の流れは、まずインタビューに呼ばれるところから始まります。インタビューはだいたい1日から2日間コースで、病院内をぐるぐる...