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AI開発で「検査画像データベース、企業が利用できるようにすべき」

レポート 2018年7月24日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省は7月23日、「保健医療分野AI開発加速コンソーシアム」(座長:北野宏明・ソニーコンピュータサイエンス研究所社長・所長)の第1回会議を開催し、AI開発加速化に向けた体制整備と研究開発の推進について議論がなされ、AI開発に向けて国主導で構築を進める検査画像データベースなどは「企業が利用できるようにすべきだ」との意見が相次いだ。 同コンソーシアムの構成員は医療関係者の他、企業、AI開発関係者らから成る 同会議は今後約2カ月ごとに開催、10月の中間取りまとめを経て、来年3月に最終取りまとめを行い、4月以降から新たな重点領域も含めた研究開始や、民間企業へのデータ提供開始などに向け進める計画。 保健医療分野でのAI開発を巡っては、昨年、厚労省の「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」(座長:間野博行・国立がん研究センター研究所長)が取りまとめた報告書で整理した開発重点6領域(ゲノム医療、画像診断支援、診断・治療支援、医薬品開発、介護・認知症、手術支援)の研究開発が進められている(『AI重点領域、診断・治療、画像診断支援など6分野』を参照)。同コンソーシアムでは、これまで進めてきたこれ...