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被災地に多数の医療支援チーム、情報共有に課題

レポート 2018年7月26日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

西日本豪雨で被災した岡山県に、7月9日から全日本病院協会のAMAT(全日本病院医療支援班)として入った南多摩病院(東京都八王子市)。先遣隊の後を受けて第2陣として岡山入りした、副院長の加塩信行氏が率いるチームの7月13日の活動を追った。 Vol.1はこちら 避難所で他チームと打ち合わせをする加塩氏(左) チームは加塩氏と、看護師の田上美由江氏、業務調整員(ロジスティシャン)として救急救命士の御子柴竜氏、徳丸希世子氏の4人で構成。7月11日に現地入りし、避難所で症状の重い患者が出た場合に病院へ搬送する任務に従事した。 7月13日は、午前9時から倉敷市保健所で行われたKuraDRO(倉敷地域災害保健復興連絡会議)の会議に参加。これは、地元自治体や支援に入っている医療団体、ボランティア団体などで構成し、情報共有やそれぞれのチームが担当する避難所の割り当てなどを行う。この日参加していたのは、AMATが6隊の他、各地の赤十字病院、JMAT、DMATなど医療団体のチーム、AMDAなどのNGO、地方自治体など多岐にわたる。前日までは各チームのメンバーが皆参加できていたが、続々と支援のチームが集まった...