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「全国保健医療情報ネットワーク」工程表を公開、個人識別に被保険者番号利用

レポート 2018年7月26日 (木)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省は7月26日、第2回医療等分野情報連携基盤検討会(座長:津田塾大学総合政策学部教授・森田朗氏)を開催し、地域や医療機関を超えた情報共有を進める基盤である「全国保健医療情報ネットワーク」の工程表を了承した。また、患者や個人の情報共有を進めるための個人を識別する識別子として被保険者番号を活用することを決めた。 26日に開催された第2回医療等分野情報連携基盤検討会 健康診断や診療、処方情報などの保健医療記録などを全国の医療機関や介護施設などで共有できるようにする「全国保健医療情報ネットワーク」の構築は、2017年6月に閣議決定された「未来投資戦略2017」で2020年度からの本格稼働に向けて進めることとされた。これを受けて同検討会が今年3月に設置され、その下に設置された医療等分野情報連携基盤技術ワーキンググループ(座長:医療情報システム開発センター理事長・山本隆一氏)で、医療等分野での識別子の仕組みと全国保健医療情報ネットワーク構築に向けた工程表作成について非公開で6回のワーキンググループが開催され、議論が進められた。26日の検討会では、ワーキンググループで議論の結果が報告され、概...