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2019年春からAI開発用 医療画像情報を企業提供へ、厚労省

レポート 2018年7月31日 (火)  長倉克枝(m3.com編集部)

厚生労働省の「データヘルス改革推進本部」(本部長:加藤勝信厚生労働大臣)第4回会合が7月30日に非公開で開催され、2020年度までに開始するデータヘルス改革の8つのサービス開始に向けた工程表が了承された(資料は、厚労省のホームページ)。8つのサービスのうちの一つである「AI(人工知能)」については、画像診断支援AI開発に必要なデータの企業への提供を、当初よりも1年早めて2019年春から始めるとした。 データヘルス改革推進本部は2017年1月に設置され、「患者、国民、利用者目線」での健康・医療・介護に関する施策実現のためのICTインフラを2020年度から本格稼働させるために検討を進めてきた。今年1月に開催された第3回会合で、(1)データヘルス改革での、国民にとっての具体的メリットを分かりやすく整理する、(2)2020年度の8つのサービス提供に向けて具体的な工程表をまとめる――という指示が加藤厚労相から出され、担当部局や検討会等が工程表の取りまとめを進めてきた。 データヘルス改革で2020年度から開始するとしている8つのサービスは以下の通り。 ①保健医療記録共有:全国的なネットワークを整備...