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女性専用当直室や院内保育…「女性支援は当たり前」

オピニオン 2018年8月3日 (金)  独立行政法人 地域医療機能推進機構(JCHO)理事長 尾身茂

「卒後10-15年目の医師たち」と題し、医師の多様なキャリアを紹介する当企画。地域医療機能推進機構(JCHO)の協力を得て進めている「JCHO編」の次テーマは「女性医師」です。JCHO理事長の尾身茂氏は、世界保健機関(WHO)で約20年に渡り要職を務めた経験から「“結果”を出すような良い組織・グループを作るには多様性が鍵」、「働きやすい環境づくりなど、女性に対する支援は当たり前にできなければならない」と語ります(尾身氏の略歴はJCHOホームページを参照)。 「女性医師」記事一覧 Vol.1“パワフルな女医”が目標、求められて乳腺外科 Vol.2 3児の母は支えられて研鑽継続 Vol.3 女医が働きやすい環境、自ら求める姿勢も必要 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 尾身氏 論文にまとめて発表したわけではありませんが、WHOに約20年務めた経験から、結果を出すような良い組織・グループを作る鍵は「多様性」だと思っています。世界的には欧米人、とりわけアングロサクソン系は「グランド・デザイン」と呼ぶような大きな戦略を作るのが得意。一方、アジア...