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東京医大常務理事、女子一律減点に「驚愕」

レポート 2018年8月7日 (火)  高橋直純、水谷悠(m3.com編集部)

東京医科大学は8月7日午後5時から都内で記者会見を開き、内部調査委員会の報告を受けた対応を説明した。同大の常務理事の行岡哲男氏と学長職務代理の宮澤啓介副学長が出席し、「社会の信頼を大いに裏切ることになり、心より深くお詫び申し上げる」と謝罪した。両氏は不正入試について、前理事長、前学長以外の幹部は承知していなかったと説明。女子受験生を一律減点したことについて、行岡氏は「驚愕した。驚くという言葉では言い表せられないほど」と釈明した(調査報告書については『東京医大入試不正、臼井、鈴木氏に「個人的な謝礼」』を参照)。 記者会見で謝罪する行岡哲男常務理事(手前)と宮澤啓介副学長 前理事長の臼井正彦氏と、前学長の鈴木衛氏以外は得点調整を知らなかったかについて、繰り返し記者から質問されたが、行岡氏と宮澤氏は「私は聞いていない」と答えた。報告書は「2017年入試以前の一般入試については、入試委員会において、現役および男子に加点することが議論されたとも思われる資料が存在しており、入試委員会において議論がされた可能性なしとしない」と指摘している。入試委員を務めていた宮澤氏は資料があることは認めた上で、「こ...