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灘校時代の恩師の言葉で医師に - 前村叶基・東大鉄門アメフト部主将に聞く◆Vol.2

インタビュー 2018年8月19日 (日)  聞き手・まとめ:橋本佳子(m3.com編集長)

部員を成長させる難しさも ――主将として約20人のチームを率いることが、将来、医師としての仕事にどう役立つとお考えですか。 やはり放っておくと、チームの誰も成長しないんですよね。全体的に見れば、少しずつは成長しているのでしょうが、成長しているかのか否か、気付くのも難しい……。しかも、どうすれば成長するか、それも一概に言えるものでもなく、日々悩みながらやっています。その辺りのリーダーの在り方が将来、役に立つのかなと考えています。 (提供:前村さん) ――ご自身も、先輩に育ててもらったという思いがある。 もちろん、その通りです。 ――「アメフト、やめたい」と思ったことはありますか。 練習がとてもしんどかった時とか、準備が忙しくてあまり眠れていなかった時とかに、「アメフト、やめたい」と言葉では言ったことがあります。しかし、本心から「やめたい」と思ったことはないですね。 「社会貢献できるのが、一番の幸せ」と恩師 ――ではご自身のキャリアについてお聞きします。医師を目指されたきっかけは何でしょうか。 両親は医師ではなく、会社員の家庭ですが、やはり親の影響は強かったと思います。そんなに裕福な家庭で...