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ケニアプロジェクト、50年の歴史を講演◆Vol.21

スペシャル企画 2018年8月21日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

――「学際的」に取り組んできた、長崎大のケニア拠点は、日本が主催するアフリカの開発をテーマとする国際会議であるアフリカ開発会議(TICAD;Tokyo International Conference on African Development)への参加などにつながっている。 ケニア・ナイロビで2016年、TICAD IV(TICAD第6回会議)のプレイベントとして、国際シンポジウム「日ア学術研究50周年、21世紀のアフリカ学術研究にむけて」が企画されました。日本学術振興会、京都大学、そして長崎大学の共催です。長崎大は1966年にケニアでの医療協力をスタートして以来、2016年はちょうど50周年に当たる年でした。日本学術振興会ナイロビ研究連絡センター、京都大学アフリカ学術研究もそれぞれ50周年を迎えていました。 TICADの話が来た時は、「真面目に愚直にやっていれば、いい話が飛び込んでくるものだと、発展していくものだ」と痛切に感じましたね。 私たちが取り組んでいたのは、「アフリカに住む人々の健康を守る」という医療協力です。「アフリカの開発」という発想までは持っていなかったのですが、考...