日医が女性医師支援事業を拡大へ、今年度から
レポート
2018年8月22日 (水)
長倉克枝(m3.com編集部)
日本医師会副会長の今村聡氏は8月22日の定例記者会見で、東京医科大学が医学部医学科一般入試で女子受験生の合格を抑制していた問題を受け、「今後女性医師の割合が増えていくことは間違いない。また医師の働き方改革が進む中で、とりわけ女性医師の働き方が重要になる。多様性が求められる女性医師の働き方を踏まえて、日医としてはさらに支援をしていく」と述べた上で、日医が進める女性医師支援事業で今年度から新たに都道府県医師会と連携して協議会を設置することを明らかにした。 日医の女性医師支援事業について説明する今村氏。 今村氏は、「日本医師会女性医師支援センター」および同センター内の「日本医師会女性医師バンク中央センター」のそれぞれのセンター長も務める。日医では2006年より厚生労働省の委託事業として女性医師キャリア支援を行っている。離職後の研修制度やドクターバンク事業などを行っているほか、昨年は8年ぶりに女性医師の現状調査を実施した。その上で厚労省の「医師の働き方改革に関する検討会」に提言などを行っている。 今年度から新たに「女性医師支援・ドクターバンク事業担当役職員連絡協議会」を設置し、都道府県医師会の...
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