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米国は好きなところを伸ばす、日本はすくい上げる

インタビュー 2018年9月23日 (日)  北原大翔(シカゴ大学 心臓胸部外科心肺移植・機械式循環補助 クリニカルフェロー)

[連載第1回はこちら] Toshiさんと北原氏(北原氏提供) 北原 大学進学はどんな感じでやったの? Toshi 大学進学するために、全国統一試験のSAT(数学、英語のみ)かACT(数学、英語、理科、社会)のどちらかを受けるんです。1年に6回から7回くらい受けられるのですけど。 北原 6、7回!?多いね。しかもまた全国統一なんだ。日本は試験一発みたいな感じが強いけど、米国では大学進学するのに他にどんなことが重要視されているの? Toshi 大学受験時にCV(履歴書)を提出しますね。僕はニューヨークの高校で4年間(米国は中学2年、高校4年)過ごしたのですが、その時の成績なんかはかなり影響していきます。 北原 米国では高校生の頃からCVが重要視されてるんだ。医者の世界ではいわゆる業績(論文、研究費、学会発表)などがCVを豪華にする要素なんだけど、学生だとどんなものなの? Toshi 学校の成績やスポーツ、もらった賞やボランティアなどの課外活動ですね。 北原 大学での生活を聞きたいんだけど、今はどんなこと勉強してるの? Toshi 米国では4年間のアンダーグラッド(undergraduate...