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第一志望は母の「眼科」ではなく「麻酔科」? - 広田有紀さんに聞く◆Vol.2

レポート 2018年8月28日 (火)  聞き手・まとめ:大西裕康(m3.com編集部)

――5年生になり臨床実習が始まったと思います。現時点で志望の診療科は、影響を受けたとおっしゃっていたお母さんと同じ眼科でしょうか。 臨床実習の合間に(提供:広田さん、中央が本人) それはまだ決めかねています(笑)。秋田大学の実習は、私たちの代まで5年生で医学部附属病院の全32診療科を回り、6年生は診療科を絞って実習を回ります。私は既に8診療科を回りましたが、麻酔科が一番面白いと感じました。 ――面白いと感じた理由を教えてください。 幅広く医療に携われるところに魅力を感じました。まず全科と関わる可能性があります。急性期の術中麻酔管理から疼痛管理や緩和ケアにも関わる可能性があるからです。まだまだ漠然とですが、医師として「患者さんに寄り添う医療」に携わりたいと考えており、どの診療科が一番良さそうか、悩みたいと思います。 母の専門である眼科は、秋頃に実習で回る予定ですが、無理矢理良い点を探しそうなので、ひいき目はせず、客観的な検証を心掛けたいと思っています(笑)。 ――2年後の2020年は東京オリンピックの年ですが、広田さんにとっては医師国家試験を受験する年でもあり、初期臨床研修が始まる年にも...