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勤務医16.7%、2017年度分の不払い時間外手当の遡及

レポート 2018年9月9日 (日)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省が8月10日、2017年度に時間外労働などに対する割増賃金を支払っていない企業に対して、労働基準法違反で是正指導した結果を取りまとめて公表(資料は、厚労省のホームページ)。医療機関が含まれる「保健衛生業」では、2万3776人を対象に総額47億7547万円が支払われた。 医療機関にも次々と労働基準監督署が入っているとみられ、時間外勤務や宿日直の扱いなどについて指導・監督が行われている。医療界ではこれまで必ずしも明確ではなかった時間外勤務などに関する不払い残業代についてm3.com会員に聞いたところ、勤務医の16.7%が2017年度分について遡及して支払いを受けたと回答した。開業医には「支払いを行ったか」について聞き、20.7%が支払ったと答えた。 Q1: 2017年度分の時間外勤務手当について、再計算の上で遡及しての支払いがありましたか?(開業医の先生は、支払いを行ったかどうかをご回答ください) 薬剤師も257人中25.3%が支払われたと回答するなど、各職種とも未払い残業代の遡及が一定程度行われていることが分かる。 Q2: 時間外勤務や宿日直の扱い、手当ての支払いなどについて、...