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「できるだけ早期に再開」、医師の5割超 - HPVワクチン接種◆Vol.1

2018年9月2日 (日)  橋本佳子(m3.com編集長)

HPVワクチンの積極的な接種勧奨について、「できるだけ早急に再開」を求める医師が、5割を超えることが、m3.com意識調査で明らかになった。「もう少し合意形成できた後に再開」を加えると、約8割。HPVワクチンは、接種後に見られる症状と接種との関係の有無が問題になっているが、「まだ科学的根拠が不十分」として安全性等のエビデンスを求める医師は、約1割にとどまった。 自身に接種対象の家族がいると想定した場合、「接種を積極的に進める」医師は4割超、「本人意向を尊重するが接種を勧める」を合わせると、7割を超えた。これに対し、「あまり接種は勧めない」と「接種は勧めない」の合計は約1割。 HPVワクチンの積極的な接種勧奨の差し控えから5年。日本産科婦人科学会をはじめ、アカデミアは積極的な接種勧奨の再開を主張、政治家の中でも再開を求める声は上がっている中、本調査は、医師をはじめとする医療従事者はこの問題をどう捉えているのかを探るために行った(『HPVワクチン、1日も早い積極的勧奨再開を』、『HPVワクチン、一日も早い積極的勧奨再開を - 三原じゅん子・参院議員に聞く』を参照)。計4747人(うち医師3...