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中川日医副会長が厚労省に抗議「消費税補てん状況集計ミスは重大事案」

レポート 2018年8月30日 (木)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会副会長の中川俊男氏は8月30日、厚生労働省保険局長の樽見英樹氏と面談し、「控除対象外消費税補てん状況の集計ミスに対して厳重に抗議する」との文書を提出した。2014年度に消費税率が5%から8%に引き上げられた際に補てん率に集計ミスがあるなど、「各医療機関は過去4年にわたって、機会損失を被り、経営難にあえぐこととなった重大事案」であるとし、厳重に抗議するとともに、それを償うために速やかに対策を講じることを求めた内容だ。 抗議文書を手渡す日医副会長の中川俊男氏(左)と、厚労省保険局長の樽見英樹氏(右)。 中川副会長は、樽見局長との面談後、記者団に対し、「大変な負担をかけたことに対して、真摯なお詫びをいただいた。一方で、今回の補てん率集計が大幅に間違っていたことは、言い訳はできず、そうしたことが今後ないように指導していくという強い決意もいただいた」と説明した。 抗議文は、消費税担当副会長である中川氏の個人名だが、「もちろん横倉(義武)会長の指示に基づくものであり、三師会、四病協(四病院団体協議会)を代表してきたつもりだ」と説明。抗議文に対する回答は、次の中医協の診療報酬調査専門組織「...