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医療系学生団体代表の医大生「AIが発達する未来に、医師のほかにもできることを」

レポート 2018年9月1日 (土)  長倉克枝(m3.com編集部)

医療の未来をつくる――。8月18、19日の2日間、医学部や看護学部、薬学部などに通う全国の医療系学生らが日本医師会館(東京都文京区)に集まった。防衛医科大学校医学部4年生の武藤康輔氏が代表を務める医療系学生団体「Medical Future Fes」が主催する講演会イベント「Summer Fes 2018」に参加するためだ。 「現代の魔法使いから見る医療の未来」と題した講演を行った筑波大学学長補佐・准教授の落合陽一氏と、医療CGを手掛けるサイアメント社長で医師の瀬尾拡史氏の対談では、テクノロジーによる医療の課題解決について議論がなされ、医療の臨床現場と共同で技術開発を進めている落合氏は「(技術開発を進める側は)臨床現場とコラボをしない限り、テクノロジーと医療はうまくいかない。医師とコラボをすることはよくあるが、重要なことは、テクノロジーで解決できる課題があってもデータがないということだ。データがあると解決のために進めやすいので、まずはデータを集めるところから始めてほしい」と述べた。また、医師でありながら自身でCG開発を手がける瀬尾氏は、テクノロジーによる医療の課題解決について、「理学や...