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医学部合格率、男性が女性の1.18倍、8割の大学で上回る

レポート 2018年9月5日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

文部科学省は9月4日、全国81の大学を対象に実施した「医学部医学科の入学者選抜における公正確保等に係る緊急調査」の結果速報を公表、2013年度から2018年度までの過去6年間の入試合格率は、平均で男性受験者が女性受験者の1.18倍であることが明らかになった。受験者に対する合格者の割合は、男性の11.25%に対し、女性は9.55%。 男性の合格率が女性を上回ったのは、毎年度46~57大学と幅があるが、平均では81大学中、63大学(77.8%)。ただし、東京医科大学以外は「特定の受験者に対して、加点等を行ったとの大学からの回答はなかった」という。 6年間全てで入試を実施した79大学を見ると、男性の合格率が女性より最も高かったのは、順天堂大学で1.67倍、以下、昭和大学1.54倍、日本大学1.49倍、九州大学1.43倍、慶應義塾大学1.37倍などと続いた(6年間の平均)。2016年度医学科新設の東北医科薬科大学は、3年間平均で1.54倍。 一方、男性の合格率が女性よりも最も低かったのは、弘前大学で0.75倍。以下、岐阜大学0.84倍、徳島大学0.87倍、三重大学0.88倍、産業医科大学0.8...