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北海道376病院で停電、水使用不可は82病院

レポート 2018年9月7日 (金)  水谷悠(m3.com編集部)

厚生労働省が2018年9月7日午前5時半時点でまとめた北海道胆振東部地震の被害状況によると、北海道の376病院で停電となっており、このうち災害拠点病院は11。この11病院を含め、34ある災害拠点病院全てで自家発電機で対応している。水が使用できないのは82病院、医療ガスが使用できないのは11病院で、いずれも災害拠点病院はゼロ。ライフラインの途絶や病院の倒壊などで全患者の移送を要するような事態には至っていない。厚労省は本省の職員11人を北海道厚生局に派遣した(資料は厚労省のホームページ)。 医療機関などの主な状況は次の通り。 国立病院機構6病院:旭川医療センターを除く5病院で停電し、全て自家発電機で対応しており、空調使用不可。水は全て使用可能。診療状況は八雲病院は通常通り、北海道医療センターは救急患者受け入れ。北海道がんセンター、旭川医療センター、函館病院、帯広病院では対応可能な救急患者は受け入れ。 JCHO(地域医療機能推進機構)3病院:札幌北辰病院と登別病院で停電し、全て自家発電機で対応しており、札幌北辰では空調の一部使用不可。水は全て使用可能。いずれも対応可能な救急患者は受け入れ。 ...