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被害女性「医師免許はく奪、長い実刑を」、乳腺外科医裁判

レポート 2018年9月12日 (水)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する東京地裁(大川隆男裁判長)での第3回公判が9月11日に開催され、被害を訴える女性(記事ではA氏と表記)とその母親などへの証人尋問が行われた。A氏は時折、泣き声になりながら被害を説明し、「医師免許のはく奪、性犯罪者として胸を見ていると思うと、長い長い実刑を望む」と訴えた。 ・公判の内容は以下の記事を参照 初公判:『「乳腺外科医のプライドかけて無罪主張」、柳原病院事件初公判』 2回目:『乳腺外科医裁判が再開、「『犯罪』ではなく『症例』」』 A氏はつい立越しに証人尋問を受けた。検察側の尋問に答える形で説明した、わいせつ被害にあったとする5月10日の状況の概要は以下の通り。 ・水着を着る仕事もあり、乳首に沿って切ってほしいとお願いした。もともと胸は左右差があり、左右の形を同じようにしてほしいとお願いしたことはない。 ・入院後は自身が持ってきたパジャマに着替えた。術前に408号室で、上司の同席のもと男性外科医から触診、マーキングおよび写真撮影を受けた。自分でパジャ...