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日医中川副会長「ライフライン重要と改めて認識」

レポート 2018年9月13日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

日本医師会副会長の中川俊男氏は9月12日の記者会見で、9月6日に発生した北海道胆振東部地震で道全域が停電に見舞われたことについて、「ライフラインが重要な要素だと改めて認識した。どういう手立てがあるのか、もう少し選択肢を多く準備することだ。停電のときどうするか、会内でも検討したい」と述べ、日医でも今後検討していく方針を示した。今回の復旧活動では、「地域医療、地域包括ケアシステムを取り戻すことが最大の使命だ」と述べた。 中川俊男氏 中川氏はまず、日医として「犠牲になられた方々の冥福を心からお祈り申し上げます。また、被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます」と表明。その上で、自身も札幌市で病院を経営している立場から、「全道的なブラックアウトは初めてだと思う。大変な問題だ」と指摘。自家発電装置を備えている病院がほとんどだが、燃料の備蓄がどれだけ持つかという問題や、物流が大打撃を受けて患者の給食の食材をどう確保するかなど、「新しい発見がたくさんあった。ひどい中でも貴重な体験だと思う」と述べた。 日医常任理事の石川広己氏は、ここまでのJMATの活動を報告した。9月6日午前3時7分の地震発生から...