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前立ち医師「2人で240件の手術、問題生じたことない」

レポート 2018年9月13日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する東京地裁(大川隆男裁判長)での第4回公判が9月12日に開催され、午前中に男性外科医の当該手術の前立ちを務めた柳原病院の外科部長である男性医師(以下、前立ち医師と表記)、午後に麻酔科医への証人尋問が行われた。 ・公判の内容は以下の記事を参照 初公判:『「乳腺外科医のプライドかけて無罪主張」、柳原病院事件初公判』 2回目:『乳腺外科医裁判が再開、「『犯罪』ではなく『症例』」』 3回目:『被害女性「医師免許はく奪、長い実刑を」、乳腺外科医裁判』 男性外科医と前立ち医師(当時卒後27年目)の2人は2013年からの3年間で計240件の手術を行い、本件のような問題はこれまでに生じたことがないと証言した。前立ち医師は、被害を訴える女性患者(以下、A氏と表記)の病棟主治医でもあった。 手術時の出来事や様子について、検察側、弁護側の尋問に対する前立ち医師の回答の概要は以下の通り。 ・柳原病院の手術着(内着)は半そで、長ズボンで男性用は1種類。長ズボンの前にはポケットはなく...