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日医と医学会、10月にHPVワクチンで公開フォーラム

レポート 2018年9月19日 (水)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本医師会常任理事の釜萢敏氏は9月19日の定例記者会見で、来る10月13日に日本医学会と合同で、公開フォーラム「HPVワクチンについて考える」を開催することを説明した。場所は日本医師会館(東京都文京区)、午後1時から午後5時20分まで(資料は、日医のホームページ)。 釜萢常任理事は、「我が国だけが子宮頸がんの患者が増えてくるという危機感を持っており、HPVワクチンの積極的な接種勧奨の再開が必要だと考えている。しかし、国民の幅広い理解と合意が得られないと、医師の側がいくら意見表明しても、なかなか事態は変わらないと考えている」と述べ、これまで蓄積されたエビデンスを説明し、HPVワクチンをめぐる問題について、国民の理解を得ることが狙いだと説明した。 HPVワクチンは、予防接種法に位置付けられているものの、2013年6月以降、「積極的接種勧奨の差し控え」となっている(『「HPVワクチン接種、一刻も早く積極的勧奨、再開を」』などを参照)。日医と日本医学会は2014年12月にも合同シンポジウム「子宮頸がんワクチンについて考える」を開催した。今回の公開フォーラムでは、それ以降、集積されたさまざまなエ...