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東京医大の次期学長予定者に女性教授

レポート 2018年9月20日 (木)  水谷悠(m3.com編集部)

女子受験者の点数を一律で減点するなど入試不正問題で揺れる東京医科大学で、次期学長予定者として医学部医学科病態生理学主任教授の林由起子氏が選ばれたことが9月20日、分かった。前日19日の教授会で選出された。9月25日に行われる理事会で承認されれば、東京医大では初めての女性学長が誕生する。 入試不正問題では、文部科学省の私立大学研究ブランディング事業で便宜を受ける見返りに、同省の前科学技術・学術政策局長の佐野太被告(受託収賄罪で逮捕・起訴)の子息を不正に合格させたとして、7月に当時の臼井正彦理事長と鈴木衞学長が贈賄罪で在宅起訴された。両氏は辞任し、常務理事の唐沢昌敬氏が理事長職務代理、副学長の宮澤啓介氏が学長職務代理を務めている(『東京医大入試不正、臼井、鈴木氏に「個人的な謝礼」』などを参照)。 林氏は1986年東京医大卒。順天堂大学脳神経内科、国立精神・神経センター神経研究所などを経て2013年8月から現職。2016年2月から東京医大病院遺伝子診療センター副センター長。日本生理学会理事も務める。...