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専攻医の東京都2019年度シーリング決定、各領域5%減

レポート 2018年9月25日 (火)  橋本佳子(m3.com編集長)

日本専門医機構理事長の寺本民生氏は9月25日、記者会見を開き、2019年4月開始の専門研修における東京都のシーリング(専攻医採用数の上限)を明らかにした。対象は2018年度と同様に、外科、産婦人科、臨床検査、病理、総合診療を除く14の基本領域で、各領域とも5%弱減とする。14の基本領域では合計で1513人となり、2018年度の1581人から68人減。ただし、小数点以下で端数が出る場合には採用数を切り上げるため、東京都の14基本領域全体の削減率は4.3%となる。 シーリングは、前週9月21日の理事会で決定した。ただし、次年度以降は2019年度のシーリング数を維持する予定。「次の年度も5%削減するなど、段階的削減は考えていない。データベース検討委員会でこれから3、4年かけて検討、それを踏まえて、うまく行っているのかどうかを検討し、次のシーリングの議論をする」(寺本理事長)。 もっとも、いまだ今秋の専攻医登録の開始時期は未定。9月28日に厚生労働省の医道審議会医師分科会医師専門研修部会の第1回会議が開催される。10月中旬にも第2回会議が予定されており、「2回開催する以上は、それが終わってから...