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東京医大新学長に林由起子教授が決定

レポート 2018年9月25日 (火)  水谷悠(m3.com編集部)

東京医科大学は9月25日に理事会を開き、新学長に医学部医学科病態生理学主任教授の林由起子氏(56歳)が就任することを正式に決めた。東京医大では初の女性学長で、9月19日の教授会で学長予定者として選ばれていた(『東京医大の次期学長予定者に女性教授』を参照)。林氏はプレスリリースで「今般の不祥事により、本学の社会からの信頼が大きく失墜したことを真摯に受け止め、全教職員と共に東京医科大学の新生に踏み出していきたいと思います」とコメントした(資料は、東京医大のホームページ)。 林氏は1986年東京医大卒。順天堂大学脳神経内科、国立精神・神経センター神経研究所などを経て2013年8月から現職。2016年2月から東京医大病院遺伝子診療センター副センター長。日本生理学会理事も務める。 コメントでは、「次年度より公正な入試を実施することと同時に、これまでに不利益を被った受験生への対応を誠実かつ適正に行っていく」と表明、ガバナンス改革にも取り組んでいくとした。さらに教育面では「態度教育を重視し、患者さんを全人的に理解し寄り添う心を育成」、研究面では「本学の知の力を有機的に連携させることで、より社会へ貢献...