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同室の患者「『お母さん助けて』と聞いていない」

レポート 2018年9月27日 (木)  高橋直純(m3.com編集部)

東京都足立区の柳原病院で自身が執刀した女性患者に対してわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で逮捕・起訴された男性外科医に対する東京地裁(大川隆男裁判長)での第6回公判が9月26日に開催され、犯行があったとされる時間帯に408号病室にいた女性患者が証言した。女性患者は、被害女性A氏による「お母さん助けて」「触られた」という発言は聞いていないと強調した。 女性患者は柳原病院の病棟主治医とは30年来の医師・患者関係がある。女性患者は前日から入院。被害女性A氏と女性患者がいた408号室は4人部屋で、A氏は廊下を背にして手前左側、女性患者は奥の窓より右側にベッドがあった。男性外科医(女性患者は「知らない先生」と表現)はこの日、2回訪れたとしたし、1回は看護師と会話をしているのを聞き、もう1回は足音のみだったと話した。1回目と2回目の感覚については記憶にないとしている。A氏と女性患者のベッドを囲うカーテンの一部は開いていたため、ベッドに横たわるA氏の一部も見えたという。 術後のA氏の様子について、「夢見心地か、夢でうなされているのか、『うーん、うーん』とうなっていた」と証言。その後しばらく...