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子育て女医の復帰「当直医制」の職場が望ましい

オピニオン 2018年9月28日 (金)  JCHO埼玉メディカルセンター内分泌代謝科 村上理恵

村上理恵 Rie Murakami JCHO埼玉メディカルセンター内分泌代謝科 【略歴】神奈川県横浜市出身。2010年に慶應義塾大学医学部卒業し、横浜市立市民病院で初期臨床研修、慶應義塾大学内科学教室で後期臨床研修後の2015年、慶應義塾大学腎臓内分泌代謝内科に入局。2017年4月からJCHO埼玉メディカルセンター内分泌代謝科で勤務。 【所属学会・取得資格等】日本内科学会、日本糖尿病学会、日本甲状腺学会。内科認定医、糖尿病専門医、医学博士。 私は現在JCHO埼玉メディカルセンター糖尿病内科にて、常勤医師として働かせていただいております。当科は外来の糖尿病患者数3000人を超え、そのうち約300人が1型糖尿病患者であり、多彩な症例を経験できる臨床的に非常に恵まれた環境にあります。私は慶應大学病院腎臓内分泌代謝内科に入局し、病棟研修修了後の医師6年目に妊娠・出産しました。出産後の数カ月は、医師になってから最もつらかった時期の一つだと思います。生後から数カ月はベッドに下ろすと泣いて寝てくれなくなってしまったため、首の座らない息子を両腕に載せつつ、パソコンに向かって学位論文をまとめる生活が続き...