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「薬局の機能」、法的な位置付けは可能か、医薬品医療機器制度部会

レポート 2018年9月28日 (金)  橋本佳子(m3.com編集長)

厚生労働省の厚生科学審議会の医薬品医療機器制度部会(部会長:森田朗・津田塾大学総合政策学部教授)が9月28日に開かれ、年末の取りまとめに向けた検討スケジュールを確認した。下記の3つの柱を議論するが、特に多くの委員から要望が出たのが「テーマ3」で、医薬分業の充実に向け、かかりつけ薬剤師・薬局が果たすべき役割、機能についての議論を求める声が相次いだ。 本検討部会は、2013年に公布された薬機法(薬事法等の一部を改正する法律)の「施行後5年を目途とした検討」を主眼に、今春以降、議論を重ねてきた。直接的に関係するのは「テーマ1」と「テーマ2」だが、薬機法改正の範囲を超えた議論も今後、進む見通しだ(『「薬局の最低限の役割の明確化、機能分化を」との意見も』などを参照。資料は、厚労省のホームページ)。 【年末に向けてさらに検討が必要な事項等】(抜粋) テーマ1:革新的な医薬品・医療機器等への迅速なアクセス確保・安全対策の充実 テーマ2: 医薬品・医療機器等の適切な製造・流通・販売を確保する仕組みの充実 テーマ3:薬局・薬剤師のあり方、医薬品の安全な入手 ③地域における医薬品提供体制を確保するための薬...