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横倉日医会長、本庶氏ノーベル賞受賞「大変喜ばしい」

レポート 2018年10月2日 (火)  岩崎雅子(m3.com編集部)

日本医師会会長の横倉義武氏は10月2日、 本庶佑氏(京都大学名誉教授)のノーベル医学生理学賞受賞を受け、「誇らしく、大変喜ばしいことであり、先生のご尽力とその成果を改めて大いに称えたい」とする喜びのコメントを発表した。 本庶氏は日医の今年の最高優功賞を受賞することが決定している。11月1日に開催予定の「日本医師会設立71周年記念式典並びに医学大会」で特別講演する予定。 横倉氏は、本庶氏が取り組んだPD1/PD-L1分子の研究を基にオプジーボ(ニボルマブ)が開発されたことを、「まさに、基礎医学における地道な研究が臨床につながった好事例」と評価。 基礎医学分野の現状を「わが国では、成果を出すまでに時間がかかるだけでなく、政府の補助金の削減などもあり、基礎医学を志す人達が少なくなっていると言われている」と危惧。「基礎医学は臨床を支える重要な学問。基礎医学に携わる方々が立派な研究成果を生み出せるよう、引き続きその環境整備に努めてまいりたい」と表明した。 なお、本庶氏は、「医師の団体の在り方検討委員会」の委員長を務め、2017年4月に「行政からも独立した、医師全員が加盟する団体が必要である」と提...