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安倍首相「国難と呼ぶべき少子高齢化」、全世代型社会保障改革担当大臣を新設

レポート 2018年10月3日 (水)  高橋直純、水谷悠(m3.com編集部)

安倍晋三首相は10月2日、第4次改造内閣を発足させ、厚生労働大臣に根本匠氏を任命した。「我が国が直面する最大の課題は、国難とも呼ぶべき少子高齢化」に対応するため、新たに全世代型社会保障改革担当大臣を設置する。経済再生担当大臣の茂木敏充氏を兼任させる。安倍首相は「明日の時代を切り開くための全員野球内閣だ」と述べた。 茂木氏は、これまでも内閣府特命担当大臣(経済再生担当)として「骨太の方針2018」等の取りまとめを行ってきた。全世代型社会保障を具体化するため、未来投資会議で「生涯現役社会を実現するための雇用制度改革」について検討する。 厚生労働大臣、働き方改革担当大臣には衆院8期目の根本氏。第2次安倍内閣では復興大臣の経験がある。働き方改革など課題が山積する中、 「霞が関の縦割り打破に強いリーダーシップを発揮したその手腕で、この大改革を牽引してほしい」と期待した。 全世代型社会保障改革担当大臣との関係については「社会保障、全世代型の社会保障への改革は各省庁にまたがる。担当大臣を置き、しかし、その中でかなり中核的な役割を担う厚生労働大臣とは連携しながら成果を出してもらいたいと考えている」と説...