m3.com トップ>医療維新>スペシャル企画|私の医歴書◆...>手術台での患者死亡も経験、死亡診断書を書く日々◆Vol.9

手術台での患者死亡も経験、死亡診断書を書く日々◆Vol.9

2018年11月9日 橋本佳子(m3.com編集長)


── 榊原外科に入局後10年は、「奴隷」のような生活だったと言うが、いったいどんな日々だったのか。入局した当時、既に開心術は日常的に行われていた。全国の病院の中でも、女子医大の症例数は最多で、成績も優れていた。とはいえ、手術成績は今と比較すれば悲惨だった。当時は人工心肺だけでなく、麻酔も不完全なところが多かった。電気メスもなかったため、出血もひどかった。患者さんが手術台の上で、お亡くなりになってしまうこともあり、1週間に6、7例の開心手術をして、1例もICUに戻ることができなかったこと...

この記事は会員限定コンテンツです。
ログイン、または会員登録いただくと、続きがご覧になれます。

前の記事

私の医歴書◆小柳仁・東京女子医大名誉教授に関する記事(一覧

臓器移植と同じ轍を踏まないために◆Vol.28【最終回】 2018/11/28

「和田移植の検証」で負の遺産を乗り越えろ!◆Vol.27 2018/11/27

「偏差値重視」の医学部入試に異議あり◆Vol.26 2018/11/26

「奴隷の10年」経験者から見た医師の働き方改革◆Vol.25 2018/11/25

「松下村塾」の医療版、「伊賀塾」を開催◆Vol.24 2018/11/24

2001年に定年、「血の気の多い煽動者」続ける◆Vol.23 2018/11/23

不作為がもたらす心不全患者の死◆Vol.22 2018/11/22

「和田移植」のトラウマ、日本の心臓移植の遅れ◆Vol.21 2018/11/21

1380万円の補助人工心臓「白物家電と違う」◆Vol.20 2018/11/20

日本発の2つの補助人工心臓、女子医大から◆Vol.19 2018/11/19

患者からの提訴経験ゼロ、病理解剖も承諾得る◆Vol.18 2018/11/18

40年間で7000例の開心術、世界的な引用も◆Vol.17 2018/11/17

女子医大で“男性医師”を集める特技◆Vol.16 2018/11/16

教授に就任、多忙で「0泊3日」の出張も◆Vol.15 2018/11/15

「後任は和田君」、人生の転機は突然に◆Vol.14 2018/11/14

パリ大学、カルパンティエ教授のもとに留学◆Vol.13 2018/11/13

42歳で自死した今野教授の教え◆Vol.12 2018/11/12

心臓カテーテルの本邦初の教科書を執筆◆Vol.11 2018/11/11

聖隷浜松の初代救急医、国立大阪、北里で心外新設◆Vol.10 2018/11/10

手術台での患者死亡も経験、死亡診断書を書く日々◆Vol.9 2018/11/9